ゴー宣DOJO

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泉美木蘭
2018.6.12 00:10日々の出来事

今日のいろいろな展開

たいしたことないんだけど、ちょいと加療中のところがあって、今日が最後の診察だった。
医者から「数分で終わるし、それで治療終了だから」と言われていたので、福岡からの飛行機で羽田空港に降り立ち、その足でかなり気楽に病院へ立ち寄ったら、その最後の数分の治療ってのが、もーんのっっすごいあり得ない痛さでさ。久々に冷や汗かいたわよ。

「二時間で痛みも治まるから、帰ってちょっと休んでください」って言うので、一泊二日分の自分の荷物を両手で抱きかかえて傘さして、ほとんどすがりつくような中腰で歩いて帰宅してさ。
そのまま服も脱がずにベッドで丸まってたら、もー、痛みのあまり些細な記憶が全部憎たらしく思えてきて、地獄の釜の蓋が開いちゃいましたって感じで、人の悪口が腹の底からあふれ出て来る状態に。
いやあ、やっぱり健全な人間関係を築くためには、健康な肉体が大切なんだねえ…。

でも、ぐっすり眠って、目が覚めたら落ち着いたので、これからライジングの原稿をやります。

博多にいる間に、新宿二丁目本の進行がどんどんドラマチックな方向に展開。
文字原稿は仕上がって、おおかたカバーデザインも出来上がって……というところで、店内から、金子國義画伯のものすごくいい絵のコピーがまた発見されちゃったの。
金子先生御用達だったからね、いろんなところにカジュアルに作品が使われてて、スタッフとしては別に当たり前の風景だと思ってたんだけど、編集者が見に来たら「えっ、これって!」みたいな発見が起きるという。

「コロタイプ」という最古の写真製版技法を使ったリトグラフに、金子先生が手彩色した作品なんだけど、これがあまりにもうちの店と結びついている絵で、ぜひ掲載したい、だけど元絵はとっくに売られてしまって所有者は行方知れず、ポジフィルムも残っていない! っていう話になっていて。
で、羽田で飛行機を降りて、スマホの電源を入れたら、Studio Kaneko さんから、元絵はないけれど、着彩前のモノクロのリトならアトリエで所有しているので、着彩技術のある方にお願いして復元するという手法がありますがチャレンジしませんか、というものすごい提案が展開していた。
そりゃチャレンジしたいですよね、今回、美術専門の出版社なんだから。
成功なるか? 興奮しちゃう。よみがえる金子國義。

ところでこんなに書いて大丈夫なのか。

泉美木蘭

昭和52年、三重県生まれ。近畿大学文芸学部卒業後、起業するもたちまち人生袋小路。紆余曲折あって物書きに。小説『会社ごっこ』(太田出版)『オンナ部』(バジリコ)『エム女の手帖』(幻冬舎)『AiLARA「ナジャ」と「アイララ」の半世紀』(Echell-1)等。創作朗読「もくれん座」主宰『ヤマトタケル物語』『あわてんぼ!』『瓶の中の男』等。『小林よしのりライジング』にて社会時評『泉美木蘭のトンデモ見聞録』、幻冬舎Plusにて『オオカミ少女に気をつけろ!~欲望と世論とフェイクニュース』を連載中。東洋経済オンラインでも定期的に記事を執筆している。
TOKYO MX『モーニングCROSS』コメンテーター。
趣味は合気道とサルサ、ラテンDJ。

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